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Such a Lovely Place [4U]

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カラオケ派と飲みかい派に自然と分断していた。早くに歌声を届けたいのだろう、物凄い勢いでその
方々は玄関口で見失った。その男女比率は女性占有率が比較的高いようだ。そこへ元合唱部の男子に
とどまらず学校教師として現役でバンドを組んでいる輩までもが存在する。高々バックコーラス程度では
敵うはずもない。と言うか先ほどの立食パーティーで疲労困憊と言っていい。景品も頂けた。帰って
来いよと呼ぶ声が微かに聞こえる。だがまだこのままでは帰りたくないのも実情だ。
とか考えている間に二次会会場へと辿り着いていた。アルバイトであろうか、若い店員が向かい入れて
くれる。貸し切りなのか店内で見かけるのはい従業員だけの様な気もする。其れでも一番奥の空いている席へと腰を下ろす。湾曲に沿ったテーブルに添えられて椅子の着座位置は高く思えたのと同時に先に
着座している奴らとのコミュニケーションを何となく不安に思えまだ誰も座っていない片隅を選んだ。
もうこれで終わりとタカをくくっていた。ならばどんどん詰め寄られ先の景品を置くには絶好の席へと
移っていた。しかも目の前は先の教育者にまた別の一人と場違い感を感じ始めた。入り口付近へ目を
遣る。すると元同じクラスの者たちに合わせて元ベースの奴までもが座っている。そこへ尿意を覚え
席を離れる。

何方も窮屈感を覚醒させようと皆が席をたっていた。赴くままに旧友のもとを訪ねる。待ってました
とばかりに椅子を指さしここ大丈夫よと招き入れてくれる。すると何とかの如く次から次へと電光石火
の矢の如く喋り始めたならもう止まらなくなる。だけに誰か一言口でも割こうものならピタリと口を
止め直ぐにその発言に耳を傾ける。そして洒落の分かる愛すべき方だから実に好い感じに聞こえる。
どう[?]今から一緒に暮らすのは、と問えば、もう少し前だったら、今からじゃまた面倒でしょう、
洒落っ気たっぷりで好意的に返答を行ってくれるのだ。
するとこの瞬間にひたすら甘い夢の追随に終止符が持てた。

ありがとよ?またな。

と家路へと就いた。
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