モデルとは付かず離れずの距離にいた。和やかに休める場所への移動があるに違いないと考えたからだ。

案の定、日差しを避けるために頭上には白い幕が張られた下にある円卓を囲む椅子へと彼女等は促された。

用意されていた飲み物をマネジャーらしき野郎が手渡していた。ゆっくりと飲み干したかに思いきや、

化粧直しの道具を目の前にわき目も振らずに修正を加えている。また直ぐ横を関係者が頻繁に出入りをする。

が、そのおとなしめの子には付ききっりの感じで中年女性が更なるケアをしている。それは税心的にも思え

女性マネジャーならではこそと思っていた。ところがその直後にその方との会話の機会を得た。

するとそのモデルの母親だと知るだけに下手な手出しは海の底にある、かもね。責任とってよー!

故に先ずは母さんを落としてだな、と変な妄想にかられたのは言うまでもない。

暗中模索、そこには大人の冷静な判断を垣間見る。もしも個人的にお仕事を依頼するのであれば

事務所を通す必要があると判断をした。されどあの派手目の女性ならば

お水系のピンナップ、いやー最近のお店はそこで働くおねいさんをお使いだし、難しいところだ?


休憩終了の知らせを聞かされれば、直ぐそこに立てられていたその地を示す看板の前で

三人を撮影した記念写真?の撮影会が始まる。一応数枚ほどは頂戴するが・・・

それも終わり、その公園で新しく整備された場所への移動が始まる。標高にすればせいぜい

10メートル在るか無しだが、花の色は写りにけりな悪戯に、けふ九重に・・・、違うか、

背景的にはさっぱりですわ?おねいさんだけを写すのであれば使えますが、空は曇ってるし、

次回を期待したい?

そこからの下山は別の道が選ばれていた。その時に初めて一人パンツを履いたモデルさんの撮影が出来る。

彼女の笑顔からも私を待ち望んでいたようだ!これは決して思い上がりなんかではない、自信の表れだ。

普通自からは決して言わない言動であろうが、それだけの自信はあった。ですが、そのポイントが暗く

花もまだ小さいだけではなく撮影位置も微妙で早々に引き上げた。誰か外には外には

いたー、あそこだったら花咲いているし、明るいし、好いよ良いよ、待っててね、ダッシュ!