「問題です。この猫は何を思っているでしょうか。
 一、怖いよ、高いよ、降りれないよ
 二、お腹すいちゃった
 三、カメラ目線、こんなもので宜しいでしょうか」



「一が最有力候補なんだけど、二でもいいかなって思ったんだけどまだ子供みたいだし、
 首に鈴つけているし、飼い猫でしょう、だったら
 三で決まり、かな。あっ、キャットフードも食いあきたし、初めての何とかでやっぱり
 一だったりして。三も捨てきれないし、にしてもあの枝、邪魔じゃない。どうにかしてよ」



「仰るとおりで、あれさえなければ組写真として結構使えたよね」
「何よ、そう言う事。最初っから使う気ないんだ。だったらそう言ってよね、
 いつもの事だから、あきれて開いた口がふさがらないけど。
 この前もそう。見せるだけ見せといて、お出しになるのは何時も別、違うし、
 今ではいい物笑いの種。一昨日きやがれってんだ」
「たしかに」
「だからどうして欲しいの」
「別れよ、切れよは芸者のときに言う言葉」
「かんいち」
「おみや」

本日の四方山話はこの辺で、ありがとうございました。