プリントアウト後と同時にワイド四つサイズが入る半透明の袋へと入れられていた。
毎度の事ながら、その多くを遮断した状態での確認が強いられる。すると直ぐに袋へ閉じ込められ
お会計を要求するが、必ず自らの手でほぼ、半分ぐらいは引きずり出し確認をする。
支払いを終え今度は、人一人が通れる隙間の空けられた横にあるモニターが置かれた横で
写真を囲んでの談笑が始まった。今度は休憩中だった副店長も加わっていた。

「いやーこの写真、背景綺麗だわ、上手くボケてるし、色が綺麗」
「エッ、どれどれ、おっ、本当だ、色がいいねぇ」
「ども。ありがとござんす」
やったー、ざまーみろってんだい、これでコンテストへ出しても恥ずかしくねぇだろう?
「これ、マクロレンズコンテストへ出そうと思って」
「エッ、締め切りまだまだ先でしょう?」
「だって花の撮れる時期って、一年中あるにはあるけれど面倒だし、他のへ使えばいいかな、と思って」
「………」

この様に思えたのも実は束の間で、次の日には又とない写真が撮れた。ところがその実
フォーカスポイントがずれていた。しかしポスター用、て言うか、
君へのプレゼント、満足させるに違いない記録もあった。用紙サイズはどれ位にしようかな。
これを考えると夜も眠れない?嫌、朝一番で渡すのさ!!?